作り込みすぎたColodailyがまだ公開版である理由
Colodailyは、毎日小さく描く本と「自分にアプリを作れるのか」という問いから始まりました。React NativeとExpoを学びながら、最初の版を必要以上に大きくしてしまいました。
いまApp StoreにあるColodailyは、私が一番出したい版ではありません。どこが間違っているかも分かっていて、より良い版も手元にあります。それでもまだ上げていません。これはその理由です。
始まりは一冊の描画本だった
KamoのHow to Draw Almost Every Dayは、一年分の小さな描画プロンプトが入った本です。絵が苦手だと思っている人でも、一つなら描き終えられるくらい小さい。
惹かれたのは絵そのものではなく、構造でした。一日一つのプロンプトが、描く上で一番重い「何を描くか」を取り除いてくれる。才能より、始める理由と明日戻る理由が必要だったのです。
私はアプリの作り方を知らなかった
その時点で、App Storeに何かを出したことはありませんでした。React NativeとExpoを選んだのは、ゼロからスマートフォンで動くものまで行く最短経路に見えたからです。ナビゲーション、ジェスチャー、キャンバス、ローカル保存、ビルド、配信を全部そこで覚えました。
Cursorは未知の部分を乗り切る助けになりました。ビルドが失敗した理由を聞けたからです。ただし、作っているもの自体が間違っているとは教えてくれませんでした。
私は二つの意味で作り込みすぎた
一つは技術的な作り込みすぎです。来ないケースのための抽象化、小さな画面に大きすぎる状態管理、十倍大きいアプリのための構造。
もう一つはプロダクトとしての作り込みすぎです。必要だからではなく、作れるから機能を足すこと。誰も開かない設定、すでにある操作の二つ目の方法、そして「今日は小さく一つ描く」という約束に対して深すぎる機能。
描けないと思っている人向けのアプリは、道具ではなく軽い後押しに感じられるべきでした。私の版は道具になってしまい、道具は初心者を緊張させます。
リリースはコード以外を教えてくれた
- App Store Connect。 Bundle ID、プロビジョニング、プライバシー、年齢レーティング、レビュー用メモ。
- スクリーンショット。 デバイスサイズごとの見せ方と説明文。
- 広告。 広告SDKと、自分のドメインに置く
app-ads.txt。 - ストア文言。 タイトル、サブタイトル、説明文が数秒で仕事をする必要があります。
最後の一割が時間の四割を使う、と私は別の記事で書きました。Colodailyでそれを学びました。Lume Flowが少し滑らかに進んだのは、Colodailyで先に失敗したからです。
二つ目の版が、本当に出したい版
本がうまく働いていた理由に戻して作り直しました。もっとかわいく、ストリークや小さな節目だけを残し、道具っぽさを減らしました。プロダクトを足すのではなく、後押しに戻したのです。
その版は完成しています。ただ、まだApp Storeにはありません。
なぜまだ手元にあるのか
私はいまLume Flowを作っていて、一度に一つのことしか丁寧にはできません。アップデートを出すことは終わりではなく、レビュー、クラッシュ、ストア指標、サポートという別の仕事の始まりです。
二つのアプリを雑に見るより、一つをちゃんと見るほうがましです。Colodailyは捨てたわけではありません。Lume Flowの後ろに並んでいます。
最初の自分に言うなら
- 最小の正直な版を出す。 Colodailyなら、一つのプロンプト、一つのキャンバス、一つのストリーク。
- 機能を足しすぎるほうが高くつく。 悪い設計は遅くしますが、不要な機能はプロダクトの意味を変えます。
- アプリが完成する前にストアを学ぶ。 コード以外の仕事は半分あります。
- 最初のアプリは授業料。 誇れない版で払いましたが、妥当な価格でした。
作り込みすぎた版はまだ公開されています。それは、当時知らなかったことの正直な記録です。より良い版は、十分な注意を向けられるときに出します。