Roach
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アプリ開発2026年8月25日

作り込みすぎたColodailyがまだ公開版である理由

Colodailyは、毎日小さく描く本と「自分にアプリを作れるのか」という問いから始まりました。React NativeとExpoを学びながら、最初の版を必要以上に大きくしてしまいました。


いまApp StoreにあるColodailyは、私が一番出したい版ではありません。どこが間違っているかも分かっていて、より良い版も手元にあります。それでもまだ上げていません。これはその理由です。

始まりは一冊の描画本だった

KamoのHow to Draw Almost Every Dayは、一年分の小さな描画プロンプトが入った本です。絵が苦手だと思っている人でも、一つなら描き終えられるくらい小さい。

惹かれたのは絵そのものではなく、構造でした。一日一つのプロンプトが、描く上で一番重い「何を描くか」を取り除いてくれる。才能より、始める理由と明日戻る理由が必要だったのです。

私はアプリの作り方を知らなかった

その時点で、App Storeに何かを出したことはありませんでした。React NativeとExpoを選んだのは、ゼロからスマートフォンで動くものまで行く最短経路に見えたからです。ナビゲーション、ジェスチャー、キャンバス、ローカル保存、ビルド、配信を全部そこで覚えました。

Cursorは未知の部分を乗り切る助けになりました。ビルドが失敗した理由を聞けたからです。ただし、作っているもの自体が間違っているとは教えてくれませんでした。

私は二つの意味で作り込みすぎた

一つは技術的な作り込みすぎです。来ないケースのための抽象化、小さな画面に大きすぎる状態管理、十倍大きいアプリのための構造。

もう一つはプロダクトとしての作り込みすぎです。必要だからではなく、作れるから機能を足すこと。誰も開かない設定、すでにある操作の二つ目の方法、そして「今日は小さく一つ描く」という約束に対して深すぎる機能。

描けないと思っている人向けのアプリは、道具ではなく軽い後押しに感じられるべきでした。私の版は道具になってしまい、道具は初心者を緊張させます。

リリースはコード以外を教えてくれた

  • App Store Connect。 Bundle ID、プロビジョニング、プライバシー、年齢レーティング、レビュー用メモ。
  • スクリーンショット。 デバイスサイズごとの見せ方と説明文。
  • 広告。 広告SDKと、自分のドメインに置くapp-ads.txt
  • ストア文言。 タイトル、サブタイトル、説明文が数秒で仕事をする必要があります。

最後の一割が時間の四割を使う、と私は別の記事で書きました。Colodailyでそれを学びました。Lume Flowが少し滑らかに進んだのは、Colodailyで先に失敗したからです。

二つ目の版が、本当に出したい版

本がうまく働いていた理由に戻して作り直しました。もっとかわいく、ストリークや小さな節目だけを残し、道具っぽさを減らしました。プロダクトを足すのではなく、後押しに戻したのです。

その版は完成しています。ただ、まだApp Storeにはありません。

なぜまだ手元にあるのか

私はいまLume Flowを作っていて、一度に一つのことしか丁寧にはできません。アップデートを出すことは終わりではなく、レビュー、クラッシュ、ストア指標、サポートという別の仕事の始まりです。

二つのアプリを雑に見るより、一つをちゃんと見るほうがましです。Colodailyは捨てたわけではありません。Lume Flowの後ろに並んでいます。

最初の自分に言うなら

  • 最小の正直な版を出す。 Colodailyなら、一つのプロンプト、一つのキャンバス、一つのストリーク。
  • 機能を足しすぎるほうが高くつく。 悪い設計は遅くしますが、不要な機能はプロダクトの意味を変えます。
  • アプリが完成する前にストアを学ぶ。 コード以外の仕事は半分あります。
  • 最初のアプリは授業料。 誇れない版で払いましたが、妥当な価格でした。

作り込みすぎた版はまだ公開されています。それは、当時知らなかったことの正直な記録です。より良い版は、十分な注意を向けられるときに出します。

Roachによる記事

私は、役に立つものを作り、その裏側にある作り方と思考を文章に残すことが好きなプロダクトエンジニアです。